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兄からの手紙 [くらし]

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ここ最近では比較的穏やかに過ごせた数日間。
日々日替わりで、父の体調も違うから
何もなかった日には、一日の終わりに
あぁ、今日も一日穏やかに過ごせたと胸をなで下ろします。
今日とても調子が良さそうに見えても、明日はどうかわからない。
薬もたくさん飲んでいるから、副作用的な不調もあったりします。
母の事からも含めて、ここ数年で随分薬に詳しくなりました。
今は情報化社会だから、そういう意味ではありがたい。
薬の名前をポンと打つだけで、大体の事がわかる。
もちろん勝手な処方は出来ないけれど、
でもお医者さまの出した通りに飲んで、
必ずしも良い場合ばかりではなかったりするのです。
だから多少なりとも微調節がいる。
人の身体は同じように出来ていても、一人一人その中身は違うのですね。
大切なのはバランス、といつも思います。
自分が、或いは身近にいる人が
どんな薬を、どんな目的で、どうして出されているのか
きちんとわかっておく必要がある時代なのだと痛感します。
そして薬と薬の相性があるという事も。

先日、九州にいる兄から荷物が届きました。
箱の中には、ガンに良いと言われる海藻、出始めの青いみかん、おっきな梨、
なが〜い長茄子、その他もろもろ…宝箱のように詰まっていて
手紙と甥姪たちの写真が添えられていました。
兄は一人九州という離れたところへ行ってしまった自分を
随分前から悔やんでいました。
離れていて何も出来ない無力感、一人闘いの中に入れない孤立感、
それでも何か出来ないのかという焦燥感…
私は、そんな兄を心の奥底で少し腹立たしいと思う事もありました。
離れているという事を理由に何もしない兄を。
何もしないのではなく、出来ないのだということ、
そして仕方のない事だとわかっていながら…。
自分の今の生活が大変に感じてしまう時には、
少し心の中で兄を責めたりしていたのかもしれません。
でも、添えられていた手紙を読んで、そんな事を考えた事を申し訳なく思いました。

兄は一人で闘っていました。
私の立場からではわからないものと、日々兄は向かい合って来たのでした。
離れていて出来る事は何か、どうしてあげたらいいのかと
いつも私にこぼしていたけれど
考えに考えた末に、兄は自分の「気持ち」を送ることにしたんだと思いました。
5枚に渡る手紙には、父への想いと子供の頃からの思い出、
そして自分は親父のような親父にはきっと到底なれない、と書かれていました。
…父は途中で読むのをやめました。
というか、言葉に詰まって読めなかったんだと思う。

あんな父の顔は、後にも先にも見た事がありません。
もらったミカンが、やけに酸っぱく感じたのでした。

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タグ:くらし 半紙

哀しみを力に [くらし]

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父の入院が中止になりました。
120%、3回目の治療を覚悟していた私達。
予想外の事で肩すかしにあったかのようでした。
血液検査の結果、ガン自体が進行していて
体力的にも抗ガン剤に耐えられる状態ではないとの診断で
今までの治療の甲斐なく、抗ガン剤は中止になりました。

抗ガン剤というのは、元々ガン細胞を殺すための薬ではあるのですが
それと同時に、健康である細胞までをも攻撃してしまうという怖い薬。
副作用が酷いのもそのためです。
父は二度の治療でかなりのダメージと体力を奪われました。
入院治療が中止になることは、望みが絶たれるということ。
けれど、正直あの治療をさせなくていいのかと思ったら
少しホッとする気持ちもあったりで、複雑な心境です。
本人も、喜ぶ話じゃないんだろうが、何だか肩の荷が下りたよ、と言っていました。

病気が発覚して初めて病名を宣告された時、
何もしなければあと数ヶ月と言われて
僅かな望みを抗ガン剤治療に託す選択をしました。
今回、この時点では予想もしていなかった結果になって
結局のところ、もう治療の術はないと言われたのと同じです。
なるべく体力を維持するように、
しっかり食べたいと思うものを食べて、適度な運動をして
痛みや辛いところはお薬の力を借りながら
余生を穏やかに過ごす事を勧められたという感じでしょうか。
残された時間は数ヶ月。
結局私達は2度の宣告を受けたようなものでした。

意外に思われるかもしれませんが、
父も私も、それでも毎日笑いながら生活をしています。
もちろん、一人になれば別だと思いますが
父は随分前から全てを受け入れていたし、
自分が予想していたに近い結果だったのだから
明るく過ごそう、暗い顔はせずに…とみんなに話していました。
私はこの数ヶ月、ずっと父の隣で寄り添いながら一緒に同じものを見、聞き、
想いを共にしてきました。
だから父の想いが自分の事のようにわかる。
2度目の宣告の時にも涙は流しませんでした。
泣いたり喚いたり、暗い顔をして過ごす事はたやすいこと。
だから敢えて、私は父の前で泣くのはやめようと心に誓いました。
泣いたりしている時間があったら、楽しい事を探します。
暗い顔をしている時間があったら、父と想い出話に花を咲かせます。
そして、最後の数ヶ月を、共に穏やかに…過ごしてあげたいと思います。

色んな想いがあって、なかなかブログも更新出来なかったりしていました。
けれど、そんな時間も私にはありません。
父の事も、自分の事も、しっかりと生きて
綴れる時には少しでも、ここに記しておきたいと思います。

ちなみに、今のところはまだ父も元気です^^
動けるし、食べられるし、冗談も言えるし(笑)
多少の体調不良と体力不足はあるものの、普通に生活しております。
これが1分、1秒でも長く続くように、
私が出来ることを、やれることを、
ただひたすらにやるのみ…今はそう思っています。

哀しみを力に変えて

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タグ:くらし

笑って笑って60分 [競書課題練習]

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しばらくぶりでした。
しばらくぶりになると、何を書いたらいいのかわからなくなります^^;汗
色んな事を見失っちゃう。
あぁ、こんなんじゃいけないって、ジタバタする…

とにかく色んな事が毎日あるけれど
自分が元気でいられていることだけはありがたいと思う。
母は本当に私を強く産んでくれた。

誰かに会って話をすると
本当に人それぞれに色んな事を抱えているなぁと思う。
それはもう、本当に、様々な理由で。
自分の事だけを考えて生活していられる人は少ない。
大抵自分の事以外に誰かの分も何かを抱えて生きている。
みんな自分の事で精一杯だと言いながら
立派に誰かの分も頑張っているんだ。

そういう話を聞くと
まだ数ヶ月環境が変わったくらいでジタバタしている自分が情けなくなっちゃう。
それでも、一日は同じように過ぎていくから、
毎日笑って過ごしていますよ、ハイ^^
笑いはとにかく全ての特効薬だと思っているから。
毎日笑って暮らしていける事が何より大事。
どんな事が起こっても、どんな状況になってもね。
色んな事を笑いに変えて、それをエネルギーにして動かしていくんだ。
毎日エネルギーいっぱい使うから、まー笑いがいるいる。
一日60分以上は笑わないとダメかな(笑)
…というわけで、ご無沙汰でも元気に暮らしております^^

明日から、また父の入院治療。
頑張っていくべー!

※写真は今月の条幅課題より♪

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